こんにちは、不老会です!
7月も終盤、いよいよ夏本番です。
今年は涼しく懐かしい夏模様が見えたのも束の間…やはり暑い!
暑い中、気をつけないといけないのは熱中症です。
全日本剣道連盟でも毎年熱中症の発生状況を取集しており、罹患情報の統計分析から熱中症予防の意識を高めて対策を周知するための情報提供をしています。
剣道における熱中症への取り組み(2025年度)~報告フォームの運用とスライド資料の掲載~
この時期はXなどでも頻繁に注意喚起をしてくれています。命に関わることなので、皆さんも十分気をつけましょう!
全日本剣道連盟が通知している内容によると、熱中症の原因は3つあります。
①稽古を行う場所の気温や湿度が高い
②運動量が多く、休憩が少ない
③体を冷やすシステムがはたらかない
…居合にも当てはまりますね
剣道と比べると運動量は少ないですが、道着は熱が籠もりがちです。
また稽古場所は体育館や武道場が多く、公共施設を借りていると空調がないことも…気温と湿度は高くなりがちです。
小まめに休憩をとり、かつ体を冷やすことが何より大事です。
不老会は公共の体育施設を利用しているので、空調設備なしの道場はなかなかハードな環境です。
そんな環境でも少しでも快適に稽古するためにしている工夫をご紹介します!
●脱湿気!夏用道着のご紹介!
やはり着るものは大事!
不老会は普段「東山堂」にお世話になっているのですが、着たい場面や時期によって選べる素材が豊富なのがとてもありがたいです。
不老会の会員は、夏場は主に「ジャージ素材」「プライムフレックス」「ポリエステル」など、軽くて風通しの良い生地の道着を選ぶ方が多いです。
綿道着と比べると少しお金はかかりますが、風通しが良いと稽古中に風が入った時は本当に涼しいです!化繊なのでベタつかないのも良いポイントです!
初めての方はホームページで「夏おすすめ道着」を見てみるのもオススメです。(道着の選び方はこちらをご参考に!)
またブログ担当は今季から麻が入っている角帯を使い始めたのですが、これがまた快適です!麻のサラッとした生地のおかげで汗を吸っても帯がくっつくことなく鞘引きもしやすいです。
時期によって着物を変えると、着こなしを楽しんでる感じも出ますね😁
●とにかく体を冷やす工夫!
酷暑が続く今の日本で何より大事なのは身体を冷やすこと!!
夏の稽古では、こまめな休憩が大切です。
休憩時間では会員各々次のような工夫をして、暑さと上手に付き合っています。
・保冷剤で冷却する
保冷剤を手ぬぐいで包んで体に当てたり、首に巻くネッククーラーを巻いたりと工夫をしています。
・小型扇風機で気化熱を発生させる
街中でも見かけることが多いハンディファン。少しでも体温を下げるために大活躍しています。
・冷たいドリンクを飲む
水分補給時は冷やしたスポーツドリンクで水分補給+ミネラル補給+身体の冷却 の3点セット!冷たすぎると逆に体に悪いのでは?と思うかもしれませんが、暑い時はどんな手段でも冷やすことが大事なようです。
●無理は禁物!
稽古の最中、思っている以上に汗をかいていたり、集中力が落ちていたりすることがあります。
「なんか今日はちょっと違うな」と思ったら、潔く「今日はここまで」と決めることも大切です。
稽古前に少しでも体がだるいと感じた時は休憩時間を長めにとりましょう。無理をしてしまうと体調を崩すことになりますし、何より刀を扱うため重大事故にも繋がります。
自分を労わりながらできる範囲で行いましょう。
雨にも風にも、寒さにも暑さにも負けない身体があることが一番なのですが、生命の限界を超える気温の昨今、気合で頑張る必要はありません!
命大事に、自分たちのペースで長く付き合っていきましょう。
この夏も皆さんそれぞれのペースで、気持ちよく刀を振っていきましょう!

私の地元の講習会でも、空調が効いてても屋内で熱中症にかかる人がいてました。
暑中稽古・寒稽古は武道をする方の醍醐味ではありますが、自分の身を内部から危険に晒さないよう体調管理には十分留意して稽古を楽しみたいですね。
ありがとございます!
心身を鍛錬するには大事ですが、体を壊してしまっては元も子もありませんので
健康第一で稽古に励みます!