こんにちは!不老会です。
寒さが本格的になってくると、体がつい縮こまってしまいますね。 今日の稽古でも、新しい技に挑戦する時や、難しい体の捌きをしようとする時、
つい肩に力が入って「……ッ」と息が止まってしまっている方をちらほらとお見かけしました。
実はこれ、私もいまだにやってしまうんです(笑) 一生懸命になればなるほど、呼吸ってどこかへ置き去りになってしまいがちですよね。
でも、居合において呼吸は、技そのものと同じくらい……いえ、それ以上に大切と言っても過言ではありません。

よく「腹式呼吸」という言葉を耳にすると思いますが、居合の呼吸もまさにそれ。 鼻から吸った空気を、おへその下の「丹田(たんでん)」まで送り込むようなイメージで、口から**「ふぅ~」とお腹の底から意識して吐き出します。

こうしてお腹からしっかり息を吐くと、自然と「腹圧」がかかります。 この腹圧がかかっている状態こそが、武道でいう「腰が据わった」状態。 肩の余計な力はスッと抜けているのに、体の芯には一本の太い柱が通ったようにどっしりと安定する。そんな不思議な感覚になれるんです。

そして、ここからが少し高度で面白いところ。 「力を入れる時に吐き、力のいらないところで吸う」のが基本なのですが、この吸う動作を、相手に悟られないよう、静かに「いつの間にか吸っていた」というくらい自然に行うのが理想とされています。 呼吸を盗まれない(相手にリズムを合わせさせない)という、武道ならではの哲学ですね。

「調身(ちょうしん)・調息(ちょうそく)・調心(ちょうしん)」という言葉がある通り、姿勢を整え、呼吸が整えば、心は後から勝手についてきます。
忙しい毎日を過ごしていると、私たちは知らず知らずのうちに胸だけで浅い呼吸をしてしまい、心までソワソワと落ち着かなくなってしまいます。 そんな時こそ、道場で刀を構え、まずは「ふぅー」と全部吐き出してみてください。 お腹にぐっと力を溜めて、自分の呼吸に耳を澄ます。 それだけで、さっきまで頭を占領していた悩み事やイライラが、すーっと消えていくのを感じられるはずです。
「上手くやろう」と気負わなくて大丈夫です。 まずは呼吸を味方につけて、自分だけのリズムを取り戻す。 そんな心地よい「心の余白」を、皆さんと一緒に作っていける会でありたいなと思っています。
どんどん寒くなりますが、お腹の底から温まるような深い呼吸で、この冬を元気に乗り切っていきましょう!
*** 今日、初めて納刀がスムーズに決まった方の、「ホッ」としたような笑顔がとても印象的でした。 あの瞬間の、体と刀と心が「あ、今、すべてが整ったな」と一致する感覚。 一度味わうと、もう居合沼からは抜け出せませんね……(笑)

私も居合に出会う前から呼吸には関心あって吸いながらお腹凹ませて吐きながらお腹凸らせる練習をしていました!!
いつも、ありがとうございます!
呼吸は、居合道における最重要項目ですね!
なかなか、うまくいきませんが稽古で工夫を重ねております!