こんにちは、不老会です!
以前のブログで、居合道の「初期費用」や「自分にぴったりの模擬刀選び」についてお話ししましたが、覚えていらっしゃいますか?自分専用の道具を手にすると、 稽古へのワクワク感が一気に高まりますよね。
今回は、さらに一歩踏み込んだ世界をご紹介します。 不老会の会員が大切にしている「愛刀紹介」。なんと、戦国時代の息吹を今に伝える、歴史の重みが詰まった真剣(本物の日本刀)の登場です!
450年前の戦場を駆け抜けた「長船祐定」
今回ご紹介するのは、室町時代末期、元亀(げんき:1570年〜1573年)頃に製作されたとされる、備前長船の「祐定(すけさだ)」です。
元亀といえば、織田信長が各地の戦国大名と激しい戦いを繰り広げていた、まさに戦乱の絶頂期。そんな時代に打たれ、今日まで受け継がれてきた一振りには、圧倒的な存在感があります。
刀剣に詳しくない方でも、「備前長船(びぜんおさふね)」という名は聞いたことがあるかもしれません。現在の岡山県瀬戸内市で作られた刀で、日本刀の生産量・質ともに最高峰と言われる聖地です。
その中でも「祐定」は、長船派を代表する非常に有名な銘です。実用性に優れ、当時の武士たちから絶大な信頼を寄せられていた「戦うための美」が詰まっています。
もちろん、その価値を証明する「鑑定書」もしっかりと付随しています。


刀身に刻まれた「美」と「技」
この刀の見どころは、その精緻な造り込みにあります。
- 鍛え(地鉄):板目詰み心(いためつみごころ) 木の年輪のような模様が細かく美しく詰まっており、当時の職人の高い技術がうかがえます。
- 刃文(はもん):腰開きの互の目丁子乱れ(こしびらきのぐのめちょうじみだれ) 互の目(丸みのある模様)と丁子(丁子の実のような模様)が華やかに混ざり合い、それが「腰開き(谷が広い状態)」になっている、非常に躍動感のある刃文です。
- 帽子(切先の刃文): 切先に向かって幅が狭くなり、スッと真っ直ぐな「直ぐ刃調(すぐはちょう)」になってから、くるりと「小丸(こまる)」に返る……。力強さの中にも繊細な気品が感じられるポイントです。



四つの目釘穴が語る「実戦の記憶」
この刀の最大の特徴、それは「目釘穴(めくぎあな)」が4つも開いているという点です。
日本刀は、持ち主の体格や使いやすさに合わせて、茎(つか:柄に収まる部分)を切り詰めて長さを調節することがあります。これを「摺り上げ(すりあげ)」と呼びます。
この祐定には、その跡が4箇所。 つまり、幾度も戦いの中で主を変え、あるいは時代に合わせた「最高の道具」であり続けるために、何度も長さを調整されながら実戦で使われ続けてきたという動かぬ証拠なのです。
単なる鑑賞用ではなく、武士の命を守る「武器」として数多の荒波を越えてきた……。その歴史の重みを思うと、手に持つだけで身が引き締まる思いがします。
まとめ —— 歴史を「繋ぐ」ということ
不老会の稽古場では、こうした歴史を持つ刀が、今も現役の「相棒」として大切に振るわれています。
450年前、元亀の戦場を駆け抜けた刀が、2026年の今、私たちの道場で居合の形を研鑽するために使われている。これこそが、伝統文化である居合道の醍醐味の一つかもしれません。
「いつかは自分も、歴史を宿した一振りを……」 そんな目標を持つことも、稽古を続ける大きなモチベーションになりますよね。
不老会では、模擬刀から真剣まで、それぞれの刀を大切にする心を養いながら、日々楽しく稽古に励んでいます。あなたも、一生モノの「歴史」に出会う第一歩を、私たちと一緒に踏み出してみませんか?
ちなみに、こちらの刀も以前のブログに登場した刀屋の社長にご紹介いただいたものとなります。

次回のブログもお楽しみに!

由緒ある真剣欲しいぃ!!!
いつも、有難うございます!
鑑定書のついてる刀は良いですね!